コンタクトレンズは
一年の中で
春に始める方が
多いのではないかと思います。
中学生から高校生になる
というタイミングでの
コンタクトレンズデビューは
とてもよろしいのではないかと
思っています。
小学生から中学生になる
というタイミングでの
コンタクトレンズデビューは
少し早いのではないかと
私は考えています。
もちろん当クリニックにも
中学生でもコンタクトレンズをして
検診に通院している方も
数は少ないのですが
いらっしゃいます。
コンタクトレンズは
黒目(角膜といいます)に
直接レンズをのせますので
裸眼でいるより
角膜に行く酸素の量が
減ってしまいます。
角膜は体の中でも
透明性を保たなければ
ならないという性質上、
本来は血管がありません。
体の組織は
血管の中を通る
血液から酸素をもらっています。
角膜は血管がありませんので
涙から酸素をもらっています。
コンタクトレンズをつけますと
特にソフトレンズでは
涙からもらう酸素の量が
減ってしまいます。
以前よりはソフトレンズの
素材も改良され
酸素透過性も向上していますが
それでも裸眼には叶いません。
どうしても角膜行く酸素が
減ってしまいますので
若いうちからのコンタクトレンズは
お勧めしていないわけです。
とはいいましても
眼鏡だとサッカーの試合に出られない
バレーボールであぶない
という場合には
スポーツをする時だけ
ワンデーのコンタクトレンズをして
それ以外の時間帯は
眼鏡をかけて過ごすように
指導しています。
その他にも
角膜に酸素が減る原因としまして
汚れたレンズを使用している
レンズをつける時間が長い
ということも
気を付けなければなりません。
また酸素が少ないと
コンタクトレンズによって
角膜に傷がついたり
感染症にかかりやすくなる
危険性が高まります。
栄養失調だと
感染症にかかりやすいのと
同じ理論です。
コンタクトレンズで
トラブルにならないために
少しでも違和感を感じた時には
レンズをはずして欲しいと
思います。
眼障害が発生する時には
その前に自覚症状があるはずです。
目が赤くなる
目やにが出る
目がゴロゴロする
目が乾く
目が痛くなる
といったことがありましたら
すぐにレンズをはずしてください。
違和感があるのに
レンズを使い続けたら
眼障害が発生します。
違和感を感じた時には
レンズをはずしましょう!
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