先週はここで
コンタクトレンズ
初めての方には
コンタクトレンズ問診表を
ご記入いただいて
目の検査をして
メガネが合っているか確認して
目薬を入れて瞳を広げて
調節力をとった目の度数を調べて
眼底検査をして
目に異常が隠されていないことを
確認してから
二回目の来院で
いよいよ
コンタクトレンズ合わせをします
というところまで
ご説明したのですが
今回は
その訳を
説明させていただきます。
私のコンタクトレンズに
対する考え方は
「あくまでも目にとっては
異物であり、
きちんと使用しなければ
目に害を及ぼす
危険性のあるもの」
ですが
「きちんと使用すれば安全であり
視力の悪い人にとって
非常に便利で
ありがたいもの」
というものです。
コンタクトレンズを
使用する方に
強調したいことは
「コンタクトレンズは
メガネと併用しましょう」
ということです。
コンタクトレンズは
一日中付けたままではなく
起きている間に
メガネをかけて
目に酸素を充分に送る時間が
どうしても必要です。
また、
目にトラブルが起きた際も
必ずコンタクトレンズを外して
メガネを掛けていなくては
いけません。
他の眼科さんで
メガネが無いのに
コンタクトレンズを作成し
長時間コンタクトレンズを付けて
目にトラブルを起こしてから
当クリニックを受診される方も
時々見受けられます。
そんなことにならないように
メガネも適した状態で
使っていただきたいと
思っていますので
メガネがキチンと合っていない場合は
メガネを調整したあとに
コンタクトレンズを
合わせるようにしています。
コンタクトレンズは
処方して終わりではなく
使うご本人がしっかりとした
レンズケアをしながら
検診を受けてもらい
問題が起きていないかを
確認しながら使って行く
医療機器です。
せっかく便利なコンタクトレンズで
逆に目に病気を起こしてしまっては
元も子もありません。
調子が良いからと言って
定期検査を受けないと
目にトラブルが
起きることがあります。
コンタクトレンズの使用は
あくまでも自己責任ですが
未然に防ぐことが出来るように
することが
私ども眼科医の使命だと考えます。
ですので当クリニックでは
「処方して終わり」
という処方箋のみの発行も
ご遠慮いただいています。
眼科医として
目を守るため
どうしても必要なことですので
ご理解いただけますよう
お願いいたします。
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